お知らせ
去る5月19日(土)滋賀県立男女共同参画センター(近江八幡市)にて、きょうされん滋賀支部第33回総会を開催しました。総勢136人の参加者により今年度の方針の審議をしました。はじめに加藤理事長より、「明日を作っていく運動をしているという視点に立って2012年度の支部方針を決めていこう」と挨拶がありました。第1号議案で入会の承認があり、新しく「米原蛍の家」を会員として迎えての総会となりました。
田中常務理事より情勢報告があり、昨年度は障害者総合福祉法の実現に向けた全国的な運動に加え、震災支援と全国大会という例年にない重要な取り組みが重なった一年だったが、どれも全力で取り組んだことが報告されました。続いて寺川副理事長の報告では、一年間の活動を写真を見ながら振り返りました。中でも、昨年開催した全国大会には利用者が中心となって被災地の利用者を全国大会へ招待しょうと募金活動を行ったこと、また、全国大会の準備を進めながら、滋賀支部独自の取り組みも大切にしたことなどが報告されました。
2012年度の活動方針については田中常務理事より、国と障害者自立支援法訴訟原告団との間で結ばれた「基本合意」と、意見の違う55人の委員が一年かけてひとつにまとめた新法の「骨格提言」は大きな宝であることに間違いはない、全国の仲間と一緒に「基本合意」と「骨格提言」の完全実現をめざした運動に力をそそいでいこう、そのためには会員102、賛助会は3100口を目標に掲げ、きょうされん活動へ積極的に参加しようと呼びかけがありました。
午後は各委員会・部会の分科会に分かれて、新年度の具体的な活動方針などの議論をしました。
提案された議案はすべて承認を得、今年度新たに選出された池田副理事長より「応援団を増やす取り組みに力をいれていこう」という力強い挨拶がありました。
また、会場で震災支援募金を訴え、この日3万円を超える募金が集まったことと、ロビーで東北物産店を実施し好評だったことをあわせて報告します。
(広報・出版・情報委員長 谷内 里美)
きょうされん滋賀支部は、きょうされん東日本大震災対策本部のもと、JDF「東日本大震災被災障害者総合支援本部」に結集して、主に、被災地への人員派遣と、広く市民や関係者に呼びかけた募金活動を進めてきました。
昨年4月の早い段階からいち早く現地への派遣と募金や支援物資等の訴えを各会員に呼びかけ、のべ809人の人員派遣をしました。宮城県を中心にしながら、現在は福島県・岩手県への派遣を行っています。募金は、県内の会員事業所を通じてお寄せいただいた662万円に加え、本部へ直接ご送金いただいた85万円を合わせますと747万円余りに達し、被災地障害者の支援・復興に当てさせていただいています。ありがとうございました。心より御礼申し上げます。なお、募金は現在も受け付けています。
また、昨年10月に開催した「きょうされん第34回全国大会inしが」に、被災地の利用者・関係者を招待する取り組みも合わせて進め、被災地3県より29人を滋賀の地に招くことが出来ました。元気を持ち帰りますと口々におっしゃっていただいたことは、大きな喜びです。
しかし多くの命や暮らしが奪われることになった未曾有の災害は、地震だけに留まらず、津波、原発と、未来に大きな不安を残しています。またこうした事柄は、その後の和歌山県・奈良県等を襲った台風による被害や、福井県大飯原発の再稼働問題等のように、滋賀県に暮らす私たちにも大きな課題を投げかけています。
私たちは、どんなことがあろうとも、命を守り、暮らしを取り戻し、未来を共につくっていく仲間としてつながりつづけ、共に働き・暮らせる、生まれ育った地域を大切にしていきたいと考えます。引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2012年6月1日
きょうされん滋賀支部
常務理事 田中健二
何度も被災地に向かった堀尾毅組織・運動委員長の支援報告は下記をご覧ください。
震災支援募金の呼びかけチラシを下記に貼り付けました。ご協力をお願いいたします。
【送金先】 郵便振替 記号 01070-3 番号 5197 加入者名 きょうされん滋賀支部
通信欄に、震災支援募金とお書きください。